ラオスに行ったい何があるというんですか?紀行文集

フィンランドの章を読んでいる時、僕は飛行機でドイツに向かっていてなぜか自分が乗っている飛行機はこのままフィンランドに着くのではないかと思っていた。機内サービスで配られたいかにもドイツなしょっぱいパンが一気に現実に引き戻し、飛行機はそのままデュッセルドルフに到着した。

旅行記、生活の記録面白いので、自分もしっかり文章で残しておかないと、そして一部はこうして公開しておかないとなと思った。

まだ、エッセイと一部の小説だけだけど村上春樹の本がKindleで読めるようになったのがめでたい。

クリティカルチェーン、ザ・ゴール読んだ

エリヤフゴールドラット博士の本を読んだことがなかったので読んでみた。最初はプロジェクトマネジメント手法について興味があったのでクリティカルチェーンから。クリティカルチェーンの内容が面白かったので、TOCについて詳しく知りたくなり、ザ・ゴールを読んだ。小説調で書かれているので内容は理解しやすいのだが、手っ取り早く理論を知るにはちょっと長すぎる気がする。一冊読むのはよかったのだが、2冊目はストーリ展開に少し飽きてしまったので、残りのシリーズはしばらくは読む気はない。

クリティカルチェーン法は、先日読んだ 世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書 ~グローバルなチャレンジを成功させるOSの作り方 にも書いてあった。

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」を読んだ

いろんなところで見聞きしていて、気になっていたので読んでみた。なんとなくタイトルが怪しいのだが、かなり当たりの本だった。
自分の悩みの一つに常に一定のパフォーマンスが出せないってのがあって、パフォーマンスの波は自分のストレス状態によって変わることは以前からなんとなくわかっていた。特に長時間の会議のような人と接することが続くとそのあと全然集中できないことがよくある。

この本を読んでから、この本の通りに心の状態をあーストレス感じてるなぁと客観的に見るだけで随分気分が変わって面白い。

「もっと自信が欲しい」というのは、ブッダの考えに照らせば、完全に「不合理な」発想です。

あらかじめ「自信を持つ」というのは、現実には不可能なのです。

マジか!!!!!!


おすすめ。

Web製作者のためのCSS設計の教科書を読んだ

CSSって今まで適当にしか書いたことがなくて、体系的にモダンな書き方を知りたかったので買って読んでみた。特に手を動かす感じの本ではなかったのでさらっと全体を通して読んでみただけだが、目論見通りモダンな設計が一通りわかったのでよかった。

「あん」見に行った。

映画館で邦画がやっているとの情報を聞いて、見に行った。映画館で子供抜きで映画みるのおそらく3年振りぐらいだったと思う。みたのは「あん」スウェーデン語では「Under körsbärsträden」というタイトルらしい。あんこってポピュラーではないし、そういうタイトルになるのか。ちなみに小豆は売っているので、煮ればこちらでもあんこは食べれる。ウチでもよく相方が煮てくれていて、たまに食べている。

あんこを作る工程が良かった。この日本人らしい狂気に満ちたこだわり、愛情の注ぎ様で、たまたま昼休みに見てた、アマガミSSテレビ*1を思い出していた。後半、話はシリアス展開をするのだが、「そんな展開いらないんだよ。これまで陽の目を見てこなかったこの餡をもっと食べてくれよ」と勝手に応援していた。

今回、日本語音声、スウェーデン語字幕で見たのだが、スウェーデン語ではあまりにも簡単な言葉で訳されており、スウェーデン語が話せない自分でもわかる簡単なレベルで、この微妙な日本語ニュアンスどこまで伝わるのか疑問であった。日本映画を海外で見るって少し変な感覚で、自分が面白いと思ったシーンで客は同じ様に笑うのかなど、日本人として気になりながら観ていた。終演後、一人の女性に素晴らしい映画だったね!と声かけられたので素晴らしさは伝わったようだった。

万年筆 - Kaweco Sport

昨日Berlinのおしゃれ文具屋R.S.V.P*1で万年筆をかった。KawecoってメーカーのKaweco sportと呼ばれるもので15Euroぐらいで安く、見た目が好みだったので即購入した。家に帰ってネットで調べて知ったのだが、このメーカーすでに存在しないメーカーで別のドイツのブランドが復刻版として製造しているということらしい。

最近、手元でノートに書きながら考えることをやっていて、その用途にちょうどいいと思い使ってみたのだが、どうもインクの出が気まぐれでストレスがたまる。おそらく自分が万年筆の書き方の特徴を捉えていないからだろうと思うのだが、素人とはいえ自分はネットで色々使い方を調べながら自分では一応正しい使い方をしているつもりなのに。何日か使い続ければ解決する問題かもしれないのでしばらく使って様子見したいと思う。

万年筆少し調べただけで、マニアックな記事がどんどん出てきて、かなりディープな世界のようだ。カートリッジやインクの補充方法など見てるだけで、沼にはまりそうな気がしている。

佐野洋子 - 役に立たない日々

「あんたやり始めたら早いじゃん、さっさとやればいいのに」と常識豊かな人は云う。「やだよ、そんなに仕事したら金持になってしまう」「あんた、金持嫌いなの」「嫌いだね。カツカツに食うのが性に合っている。金持、顔が干からびていると思わない?金持になったら心配で仕方ないじゃん」

自分が衰えていく様子を、全く衰えているとは思えないような文章で自ら書いている。ギャップが面白くて一気に読んだ。死ぬ気まんまんを次は読みたい。

役にたたない日々 (朝日文庫)

役にたたない日々 (朝日文庫)