「レジリエンス」の鍛え方を読んだ

失敗は歓迎すべきものとしてどんどん経験するほうが良いということが前提にあって、失敗した時にどのように立ち直るか、どのように次に活かすか具体的に書いてある本であった。僕自身、海外で生活するようになって、最初の頃は何をやっても失敗していた。その失敗の連続で落ち込む暇が無いほどだったので無意識に復元力が備わっているように思うが、最近では失敗しないように危なくない橋を渡りすぎて、チャレンジすることを怖がっているようにも思う。この本では、失敗の受け入れ方、次の経験として活かすためにはどうするか色々ノウハウが書いてある。

以下、メモ

レジリエンスって何?

レジリエンス」とは、もともと環境学で生態系の環境変化に対する「復元力」を表す言葉として使われていました。それが現代心理学で人の「精神的な回復力」を示す言葉として使われ始めました。

この本はレジリエンスの"鍛え方"なので困難な問題に直面した時にどう回復するかが書いてある。

レジリエンスを鍛えるには

  • 現実を直視する
  • 物事をしなやかに柔軟に捉える
  • 合理的な思考を持つ

ポジティブシンキングと違って無理にポジティブに考える必要がない。現実をありのまま受け入れ、失敗を原動力になるようにすることが重要のようだ。

失敗の種類

  • 予防できる失敗
  • 避けられない失敗
  • 知的な失敗

避けられない失敗は自分の責任を過剰に感じないことが重要。予防できる失敗は反省して次に活かし、知的な失敗(新しいことに挑戦した結果起きる失敗)は経験として今後に活かす。

失敗したときの対処

  1. 失敗経験をしたら三種類の失敗から分類すること
  2. 不必要に自責の念を持たないこと
  3. 失敗の種類におおじて適切な対応を取り、積極的に学習すること

第一章以降に具体的な例が書いてあるが、主なエッセンスははじめに、序章で述べられている。

まとめ

失敗した時の対処のアプローチがためになった。失敗した時の対処法を身につけることで怖がらずに常に新しいことをやるってのは、人生としても面白いし良いと思う。