マルチタスクは悪じゃない。

特に結論はない。

 

何かに集中しているときは別として、日常生活を送っていて比較的、脳を必要としない用事をしている時、全く違うことを考えていることが多い。例えば朝だと、着替えて、顔を洗って、歯を磨いて、水筒とおにぎりをカバンにいれて、鍵とセキュリティカードとiPhoneを入れて、ゴミを持って、家の前に出してから、会社に行く。一般的な会社に行く準備だが、毎日すんなりとこの流れになることが少ない。なぜか、いつも他のこと考えていて、おかしなことになっている。途中まで着替えている状態で歯を磨いていたりとか。頭の中は"全く関係のないこと"、"着替えが終わっていないので着替えを継続したいこと"、"歯を磨くこと"の三つ巴になっている。その結果、歯を磨いて手が塞がっているはずなのに、靴下を履こうとしていたり。マルチタスクが失敗している。

 

ただ、世の中的にはマルチタスクは悪との認識が強いけど、必ずしも悪でもないと思っている。うちの相方なんかだと、平気で3つぐらいの作業を同時進行で行なっていて、動きに無駄がない。特に料理をする時にその能力が発揮される。脳はマルチコアじゃないので一度に1つのことしか考えられないのは正なんだろうけど、複数の事柄を高速でスイッチしながら考えて行動する力があるのだろう。

 

GTDとかだとなんでも気になっていることを書いて、書いたことは忘れて、今やってることに集中しましょうって言ってる。紙などに書くので忘れる心配は少ないんだけど、これをやってると同時に1つのことしか考えられなくなる。上手く言えないけど脳のRAMがどんどん小さくなっていくような気がする。シングルタスク究極に極めると、バカの1つ覚えみたいに1つのことしかできなくなる。

 

積極的にマルチタスクを仕掛けて、それらをこなす最適な行動パターンを頭の中で組み立て、高速にタスクをスイッチする。家事なんかのシンプルな作業でやってみるとは良い習慣なのではと思う。